苦手なコミュニケーションを克服しよう

小児科で働くには、コミュニケーションスキルは必須です。
しかし、小児科に勤務する看護師の中には、患者とのコミュニケーションの取り方について悩んでいる人が少なくありません。
特に、様々な病気を抱えている乳幼児に対応をする場合には、相手の言いたいことや気持ちをなかなか把握できないこともあります。
場合によっては先輩の指導を受けたり、コミュニケーション研修を受講したりすることが大切です。
また、言葉だけで上手くコミュニケーションを取ることが難しい場合には、写真や絵などを用いる非言語的コミュニケーションを取り入れたり、日ごろから色々な子供の様子を観察したりすることがポイントです。
乳幼児から小中学生まで幅広い年齢の患者が入院している病棟においては、看護師のスキルアップ研修の一環として、定期的に外部の児童心理学や精神科学などの専門家を講師として招いているところもあります。
小児科の看護師の仕事に興味がある人は、在学中に病院実習やインターンシップなどのチャンスを利用して、色々な医療機関内で働く看護師の仕事ぶりを確認する必要があります。
コミュニケーションに対して苦手意識のある人は、就職活動のために各地で行われる医療関係者を対象としたセミナーを受けてみたり、就職相談会に参加して様々な医療機関の採用担当者と話してみることが大事です。
なお、就職後により良い看護師を実践するために、子どもの食べ物の好き嫌いや性格、趣味について、保護者にヒアリングを行って一通り把握しておくことがポイントです。